看護師が面接に行くと、必ずと言っていいほど看護観を尋ねられます。看護師が看護観を持っているかどうかで、看護の質が変わると考えられているからです。看護観とは自分はどんな看護師になりたいか、看護を提供するうえで何を大切にしているかなどです。
面接では必ず聞かれるものと考え、自分の看護観を見つけておくようにしましょう。看護観というと難しく考えがちですが、見つけ方としてはどんな看護をされたいか、どんな働き方をしたいかの2つの観点から探していきます。
どんな看護をされたいかですが、もし自分が患者になったときにどんな看護をされたいかを想像するのです。看護師としてのスキルはもちろんですが、看護師の性格や雰囲気なども含めて考えてみましょう。
自分の理想の看護師像があったとしても、患者目線になってみると求めているものとギャップを感じるケースも出てきます。このように客観視してみることで、看護観をうまくまとめられるはずです。
そして、どんな働き方をしたいかについては、自己実現か社会貢献かを考えます。自分の気持ちを優先するのか、それとも誰かのためになりたいのかといった部分がこの働き方を考えるポイントとなるでしょう。
自分のキャリアを高めて理想の働き方を追求したいのであれば自己実現ですが、地域や社会の役に立ちたいのであれば社会貢献になります。これらをうまく説明するためには、自分の経験や体験を振り返って説得力を持たせることが大事です。